みんなの成長ノート
今月はカンボジアから
成長ノートをお届けします。
ぼくの・わたしの成長記録
”あなたと日本語で話ができたらいいなと思います。”
ラヴィンくん 2021年、2024年
成長記録
名前 ラヴィン(Ravin)
年齢 11歳
学年 小学校5年生
子どもからお手紙が届いています
サポーターさん、ありがとう
ラヴィンくんのような子どもを一対一で支援する「ひとりの成長を見守るコース」の支援を追加したい方はこちら
ここからは現地スタッフが紹介します
現地スタッフ ライキー 吹き出し
グッドネーバーズ・カンボジアのスタッフ、ライキーです。
ラヴィンは、カンボジアのオーチュローブ地域に父親、母親、兄弟2人と暮らしています。 今、小学校5年生で、将来の夢は先生になることです。
オーチュローブは首都プノンペンとタイを結ぶ国道沿いにあり、子どもたちの親の多くはタイとの国境付近やタイへ出稼ぎに行っています。
しかし、日雇い労働や建設現場で得られる収入は少なく、生活は楽ではありません。
私の国を紹介します

カンボジアはタイ、ラオス、ベトナムに隣接し、南部は南シナ海に面しています。
アンコールワットなどの歴史的遺産が有名ですが、近年は著しい経済成長も遂げています。
国土を南北に貫いているメコン川沿いに都市が発展し、メコン川は交通や物流の面でも重要な役割を果たしています。
そのため、川から離れた農村部は貧困率が高く、インフラ不足や教育の遅れなどの課題を抱える傾向にあります。

カンボジア
吹き出し 現地スタッフ ライキー
収穫時期の稲
現地スタッフ ライキー 吹き出し
カンボジアは雨季と乾季がはっきりと分かれており、その気候が農業と密接に関わっています。
メコン川から離れた農村部では、小川や灌漑用水路などを利用した稲作が盛んです。
稲作は農村部の経済基盤を支えていますが、雨季に依存して行われることが多く、雨不足などの気候変動の影響を直接受けてしまいます。
住民手作りの高床式住居
こちらは、グッドネーバーズが支援している子どもが住む家の写真です。
茅葺き屋根に竹の壁でできた高床式の家は、その子の家族が近所の人や親戚と協力して建てました。
農村部では、 親族やコミュニティの助けを借りて自分たちで家を建てることが一般的です。
吹き出し 現地スタッフ ライキー
自転車をもらった少女カニカちゃん
現地スタッフ ライキー 吹き出し
写真中央の制服を着た女の子は、ミエンチェイ村に住むカニカです。
両親と姉は出稼ぎに行っているため、叔母と暮らしています。
彼女は、牛の世話をしたりカタツムリを集めて売ったりして学用品代を自分で稼いでいましたが、忙しさと学校が遠いことから、欠席してしまう日もありました。
現在は、グッドネーバーズから学習教材や自転車の支援を受け、毎日学校に通えるようになって成績も向上しました。
カニカは「ご支援に感謝しています。地域の子どもたちのために、この支援プログラムが続くことを願っています。」と笑顔で話してくれました。
この国で私たちはこんな活動をしています
現地スタッフ ライキー 吹き出し
グッドネーバーズ・カンボジアは、首都プノンペンをはじめ国内6つの地域で支援活動を行っています。
支援地域の中には水上集落もあり、舟での通学が難しいため学校に通えなかったり、定期健康診断などの医療サービスが受けられない等、子どもたちの環境に課題を抱えている地域もあります。
私たちは、一人でも多くのカンボジアの子どもたちが教育を受けられるよう、また保健衛生が整った環境で生活できるよう、日々活動に取り組んでいます。
ボートで通学する子どもたち
「フローティング・エリア」と呼ばれるエクプノン地域の水上集落。
ここには道路がなく、舟が唯一の交通手段です。
家に1隻しかない舟を親が仕事で使うため、学校に通うことができない子どもたちもいました。
そこで、私たちは通学用の大きな舟を購入する支援を行いました。
コミュニティ保有の舟として大切に使い続けてもらうため、購入金額のうち9割ほどをグッドネーバーズが提供し、残りの1割は地域の人たちの理解を得ながら寄付を集めました。
これにより、子どもたちは6キロ離れた地元の学校まで安全に通学できるようになりました。
吹き出し 現地スタッフ ライキー
健康診断を受けた子どもたち
現地スタッフ ライキー 吹き出し
また、この夏には自治体などと協力して児童健康福祉支援プログラムを実施しました。
エクプノン地域の9つの村、1,954人の子どもたちを対象に、年に一度の健康診断を実施し、治療が必要と判断された子どもには適切な処置を行いました。
実施日当日、私たちは水上集落に住む子どもたちを舟に乗せて会場に移動し、医薬品や教材も配付しました。
さいごに
現地スタッフ ライキー 吹き出し
私はグッドネーバーズが支援活動しているエクプノン地区で、スポンサーシッププログラムの運営を担当しています。
現地のボランティアと協力しながら、子どもたちとその家族や地域社会とも関係を築き、彼らのニーズに応じた支援を行っています。
その中では、子どもたちの希望や夢を知ることも大切な仕事で、とてもやりがいを感じています。
子どもたちに代わって、皆さまの寛大なご支援に感謝申し上げます。
支援者様より
このコーナーでは、支援者の皆さまからのメッセージを募集しています。
以下のコメントフォームより、「子どもたちへのメッセージ」や「みんなの成長ノート」の感想、「ご支援を始めたきっかけ」をお寄せください。
forms.gle/sULCk63rX9pbdnJe7
グッドネーバーズ・ジャパンのスタッフより
 
グッドネーバーズ・ジャパン 渡邉 初めまして、東京事務局スタッフの渡邉です。
いつも温かいご支援ありがとうございます。
カンボジアは美しく経済発展も盛んな国ですが、教育が課題となっています。
子どもの教育は「時間や期限を守る」「分からないことを調べる・聞く」等のライフスキルを磨くことでもあり、職業選択の自由や将来の労働力の質につながっていきます。
継続的な支援が必要となりますので、引き続き一緒に支えてくださいますようお願い申し上げます。
 
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