グッドネーバーズ・モザンビークのスタッフ、タチアナです。
デルフィーナは、モザンビークのキャベネ地域に父親、母親、兄弟3人、姉妹2人と暮らしており、来年小学校に入学する予定です。
ラジオを聞くことが好きで、好きな食べ物はパンだそうです。
キャベネ地域には水道が通っておらず、ハンドポンプや川の水を使用しています。
また、病院までの距離が遠く、適切な医療へのアクセスが難しい地域です。

モザンビークは、アフリカ南部のインド洋に面する自然豊かな国です。
公用語はポルトガル語ですが、40以上の言語が使われています。
美しい自然に恵まれている反面、水や医療、教育等のインフラは不足しており、貧困、干ばつ・洪水による被害などの課題に直面しています。

これは、「マタパ」という料理です。
キャッサバの葉とココナツミルク、ピーナッツ粉で作られ、コクが際立つ濃厚な味が特徴です。
写真のように米と一緒に食べることも多いのですが、とうもろこしの粉を練った「シマ」というマッシュポテトのような見た目の主食と一緒に提供されることも多いです。

北部のカーボデルガード州では、2017年から続く紛争により、2024年3月現在も70万人以上が安全な場所を求め、避難を繰り返す生活を余儀なくされています(UNHCR, 2024)。
各国機関やNGOなどが、避難所運営・食糧・水・医療サービスの提供など、命と尊厳を守る支援を行っています。
グッドネーバーズ・ジャパンも、食糧配布や水衛生環境整備のための給水設備建設及びトイレの整備を行っています。

グッドネーバーズ・ジャパンは現在、地域の人々が衛生的な環境で暮らせるよう、安全な水の提供とトイレの建設を進めています。
同時に、未来を担う子どもたちが適切な衛生管理を行えるよう必要な知識を教え、その実践を学校と家庭の両方でできるような取り組みも実施しています。

モザンビークには、学用品を買うお金が無いために、学校へ通えない子どもたちがいます。
私たちは、最も困窮する家庭に対し、カバンや文房具、制服などの学用品を支援しています。 また、中等学校や寄宿学校に通う生徒の学費支援も行っています。

農村地域に住む人々は、近くに診療所がない等の理由で簡単に医師の診療を受けることができません。
そのため、私たちは医療従事者が村々へ赴いて診察や処置をするモバイルクリニックの支援をしています。
これにより、健康の諸問題に対し早期発見と治療が可能となり、大きな医療機関へ紹介することも可能になります。

私はグッドネーバーズの仕事を通して、支援活動により人々の生活が変わっていく様子を直接見ることができ、大変やりがいを感じています。このような機会をいただきありがとうございます。
これからも、支援者の皆さまの献身的な思いを、助けを求めている人々へ届けるという使命に強い誇りを持ち、取り組んでいきます。