グッドネーバーズ・インドのスタッフ、ニルマラです。
スディープは、インドのチクジャラに父親、母親、姉妹1人と暮らしています。明るい性格で、趣味はスポーツです。
両親が働く砕石場の収入は、月に5000円程しかなく学費を払うのが難しかったのですが、 グッドネーバーズの支援を受け学校に通えるようになりました。

中国を超えて世界一人口の多い国となり(国連人口基金, 2023)、勢いよく成長しているインド。
英国首相やグローバル企業のCEOなど、インド出身のリーダーが次々と誕生し、国際社会でも存在感を放っています。

デリーにあるラールキラー(英語名レッドフォート)は、インドにある40の世界遺産の一つ。
赤砂岩の色が印象的なムガル帝国時代の城塞です。
毎年、英国からの独立記念日である8月15日には、ここで首相演説が行われます。
観光客だけではなく地元デリー市民も多く訪れ、国のシンボルとしての役割を担い続けています。

インドでは現在、小学校に入学した子どもの9割以上が卒業できるまでになりました。
一方で、その半数以上は小学校卒業時に最低限の習熟度に達していないという課題もあります(UNICEF, 2021)。
私たちは、子どもたちが質の高い教育を受けられるよう教師のトレーニングや教材の提供を行い、支援対象の子どもたちを18歳までサポートすることで、子どもたちの将来、そしてインドの未来を日本のご支援者の皆さまと共に支えています。

グッドネーバーズ・インドでは、主に南部の6つの地域において、持続可能な開発目標(SDGs)に基づき、教育や水・衛生面での支援活動を行っています。
経済的な問題で学校に通うことが難しい子どもたちのために、筆記用具や制服、スクールバッグなどの物資提供に加え、学費の支援もしています。
その他にも、職業訓練や収入向上のためのプロジェクトなど、幅広い分野で活動しています。

インドでは、両親の考えや経済的理由により、通学をあきらめなければならない子どもたちが少なくありません。
私たちは、そのような子どもの両親に繰り返しカウンセリングを行うことで教育の大切さを伝え、学用品や学費の支援により家庭の負担を軽減しています。
その結果、晴れて今後も学校に通えるようになった子どもたちは、とても嬉しそうに勉強に励んでいます。

私たちは、自治体と台湾外務省の協力のもと、サラジャプールの町に約45,000リットルの給水タンクを設置しました。
これにより、安全な飲用水が簡単に手に入るようになったおかげで、感染症が減少しました。
これまで学校に通わずに水汲みをしていた子どもたちも、今では元気に学校に通っています。

私は2013年よりグッドネーバーズ・インドに勤めています。
現在は支援者サービス課におり、地域社会に良い変化をもたらすこの仕事に誇りをもっています。
スポンサーの皆さまのおかげで、子どもたちは自信を取り戻すことができ、大変感謝しています。
皆さまのご支援と想いが、子どもたちの将来を明るく照らしています。