グッドネーバーズ・エチオピアのスタッフ、ダサレーンです。
セブレは、エチオピア南部のシダマ地域に、父親、母親、姉妹2人と一緒に暮らしています。大きな病気やケガもせず、元気に過ごしています。優しい性格で、趣味は絵を描く事です。サポーターさんと一緒にやりたいスポーツはサッカーだそうです。

エチオピアは、現存する世界最古の独立国であり、イタリア領となった5年間を除いて、独立を守り抜いてきたことからも、独特の文化が多く見られます。たとえば、エチオピアで最も多くの人が信仰している宗教は、エチオピア正教会です。また、エチオピア暦のカレンダーや独特な時刻の数え方が使われています。

エチオピアといえば、コーヒーですよね。私たちもコーヒーをよく飲みます。白色のコーヒー豆を煎って黒くし、ジャバナと呼ばれる土器のポットにいれてコーヒーを作ります。コーヒーは集まった家族や友人と一緒に楽しみます。そして、私たちが必ずコーヒーと合わせるのは、ポップコーンです！家庭によって塩派、砂糖派にわかれます。

エチオピアでは、全国各地で起きている紛争や深刻な干ばつなどの影響により、340万人の子どもが学校へ行けない状況が続いています（OCHA, 2023）。グッドネーバーズ・エチオピアは全国の11,229人の子どもの教育支援に加えて、北部紛争の影響を受けた学校の修繕や教育機材の配布などを行っています。

グッドネーバーズ・エチオピアは、7つの地域で子どもの教育や保健の支援を行っています。子どもたちだけでなく、各地域で子どもたちの親を集めて信用組合を作り、彼らが貯蓄や小さなビジネスを始め、所得を向上するための活動も行っています。

グッドネーバーズ・エチオピアでは子どもたちに対して、様々な研修を実施しています。アディスアベバのイエカ地区では、15歳以上の女子生徒を対象に、自信、同調圧力や異性との交友などのトピックに関するディスカッションを開催しました。女子生徒たちは思春期ならではの問題について議論し、自信を身に着けることの大切さを学びました。

紛争から逃げてきて避難生活を送る人々に対する支援では、子どもや妊産婦に向けて腕の細さの測定による栄養失調に関する調査を行いました。調査の結果、腕が細く、十分な栄養が足りていないと判断された子どもたちや妊産婦に優先的に栄養補助食品を配布し、過酷な避難生活を乗り越えるための支援を行っています。

私は、グッドネーバーズ・エチオピアのアディスアベバ事務所で、スポンサープログラムを担当しています。子どもの成長記録や手紙のやり取りに関する業務に携わっています。エチオピアでは昨年12月に7箇所目となる支援の拠点を開いたため、新たに支援する子どもたちの登録などで日々忙しく活動しています。