みんなの成長ノート

今月はインドから
成長ノートをお届けします。

”物事が上手くできた時、ぼくは幸せな気分になります。”

成長記録

名前	Bheema ベーマ
年齢	18歳
身長（何センチ伸びたか）	153cm（28cm）
体重（何キロ増えたか）	45kg（23kg） ※新型コロナウイルスの影響で身体測定ができなかったため、身長・体重は2020年の情報を掲載しています。
学年	中等教育課程校 11年生 ※インド・チクジャラの教育制度　初等教育（4年）、中等教育（6年）、高等教育（2～5年）
好きな科目	数学

ベーマくんのような子どもを一対一で支援する「ひとりの成長を見守るコース」の支援を追加したい方はこちら

こんばんは、インドスタッフのリチャードです。
ベーマはインドのチクジャラに父親、母親、兄弟2人、姉妹1人と一緒に暮らしています。
ベーマの家族はカルナータカ州から仕事を求めてこの地域に来た移民で、両親は採石場で働いています。月収は6,000円ほどで非常に貧しく、ベーマはグッドネーバーズの支援を受け始めるまで学校に通えていませんでした。
現在は中等教育課程校の11年生（日本の高校2年生）になり、将来の夢は警察官になることです。

インドは、IT産業などの経済成長により、2020年には名目GDPが世界6位となりました。平均寿命は57.9歳から69.7歳 (1990-2019, 世銀) に延び、初等教育の修了率は71.5%から94.5% (1995-2020, 同上) まで上がるなど、急速な発展をとげています。

インドの有名なストリートフードが、「パニプリ」（別称「プチカ」）です。小麦粉などでできた生地をボール状に揚げます。パリッと揚がったボールの中は空洞になっており、そこにスパイシーなスープやじゃがいものフィリングなどを入れて食べます。

インド北部ラジャスタン州の州都・ジャイプールは、別名「ピンク・シティ」と呼ばれています。
街にはピンク色の建造物が集まっており、その内の一つが「ハワー・マハル（風の宮殿）」です。1799年にこの地の王により建てられました。953もの小窓から風がよく通り、暑い時でも過ごしやすい構造になっているそうです。

インドでは、労働人口の80％以上を占める4億5,000万人の人々が、路上での商売や行商等で生計を立てています。しかし、新型コロナウイルスによる厳しいロックダウンを受け、彼らは職を失う危機に陥っています。また、コロナ禍において、国民の所得や医療へのアクセスの格差が顕著に表れています。(UNDP2020)
私たちは、日用品や衛生用品等の緊急支援物資を配付し、彼らの生活を支えています。

グッドネーバーズは、インドの子どもたちとその家族の生活をより良くするために、6地域で地域開発プロジェクトを行っています。
支援は多岐にわたり、学校やデイケアセンターの建設、定期的な健康診断、職業訓練、井戸や浄水器などの水衛生設備の設置、収入向上支援等を進めています。

写真のヴィシュヌくんは、父親の病気が原因で授業料を払えなくなり、中学校を中退しました。
私たちは、ヴィシュヌくんの家を訪ね、地域社会をより良くするためには教育が不可欠であることを両親に説明しました。学用品の配付や授業料の補助も行い、ヴィシュヌくんは無事中学校を修了できました。

職業訓練では、子どもたちにパソコンのスキルを教えたり、若い女性に裁縫を教えたりしています。
スキルを身につけることで、子どもたちが将来雇用されやすくなるほか、若い母親も働いて家計を助けられるようになり、彼・彼女らの経済状況の安定につながります。

こんにちは。グッドネーバーズで10年間働いているリチャードです。
趣味はガーデニングと鳥を飼うことです。フィールドホッケーの州代表選手でもあります。私たちは人々を助けるためにここにいるという意識をもち、子どもたちのより明るい未来を目指していきます。

子どもスポンサー様からいただいたメッセージをご紹介します。

「こんばんは。
いつも皆さんの笑顔に心の安らぎを感じています。
少し前に「25年目のただいま」という本と映画を見ました。
何事にも、諦めずに頑張れば願い事は叶います。」（埼玉県・小関様より）

このコーナーでは、支援者の皆さまからのメッセージを募集しています。
以下のコメントフォームより、「子どもたちへのメッセージ」や「みんなの成長ノート」の感想、「ご支援を始めたきっかけ」をお寄せください。
forms.gle/sULCk63rX9pbdnJe7


	はじめまして！2月よりインターンをさせていただいている滝澤と申します。インドは著しい発展をとげている国でありながら、格差や貧困問題など多くの課題をかかえているため、私にとっても関心が高いところです。4億人近いインドのすべての子どもたちが幸せに暮らせるよう、みなさまの温かいご支援とともに、グッドネーバーズ・ジャパンは支援活動を続けてまいります。

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