みんなの成長ノート

今月はバングラデシュから
成長ノートをお届けします。

”私が一番感謝しているあなたからのご支援は、食糧です”

成長記録

名前	antora アントラ
年齢	9歳
身長（何センチ伸びたか）	111cm（2cm）
体重（何キロ増えたか）	16kg（1kg） ※2021年は新型コロナウイルスの影響で身体測定ができなかったため、身長・体重は2020年の情報を掲載しています。
学年	小学校2年生 ※バングラデシュの教育制度　初等教育（5年）、中等教育（7年）、高等教育（3～4年）
好きな科目	算数

アントラちゃんのような子どもを一対一で支援する「ひとりの成長を見守るコース」の支援を追加したい方はこちら

こんにちは。バングラデシュ・シャキプル地域のスタッフ、ソロモンです。
アントラは、シャキプルに住んでいる小学校2年生の女の子です。土や木でできた家で父親、母親、兄弟2人と一緒に暮らしています。将来の夢は医者になることです。
父親が大工をして生計を立てていますが、生活は楽ではありません。

かつては世界最貧国の一つと言われていたバングラデシュですが、1990年には222ドルだった一人当たりのGDPが現在は2,462ドルまで増えています（CEIC DATA 2021）。これからの発展が期待されている一方、経済格差が広がり、農村部に貧困層が集中するという問題も生じています。
グッドネーバーズは、その農村地域を中心に16の地域で約21,000人の子どもたちを支援しています。

私たちの支援地域で見られる、トタンと木でできた家です。
建築資材が安価で手に入りやすい一方で、サイクロンや洪水などの自然災害の多い地域では被害を受けやすいという問題もあります。
2019年5月にサイクロン・アンファンが上陸した際は、多くの家の屋根が飛んでしまったり壊れたりして、大きな被害につながりました。

バングラデシュでは人々の約90％がイスラム教を信仰しており、女性の多くは肌を隠すためにヒジャブというスカーフを被っています。色とりどりのヒジャブでおしゃれを楽しめるのも、バングラデシュならではの文化です。
写真は、グッドネーバーズの支援を受けて開店したアジュミナさんのフルーツショップです。

新型コロナウイルスの流行はバングラデシュの貧困層に特に大きな影響を与えています。失業者が増え、現金収入が減少したことから深刻な食糧不足に陥り、極度の貧困層が60％増加しました（BRAC 2020）。児童労働や児童婚の増加など子どもへの影響も懸念されています。
写真は、グッドネーバーズからの緊急物資支援を受け取って喜ぶ住民の様子です。

グッドネーバーズはこれまでバングラデシュにて600万人近くの人々を支援してきました。教育や保健環境を整備し、子どもの権利を保護することで約21,000人の子どもたちを支援している他、社会から疎外された女性たちに収入向上の機会を与え、彼女たちの自立をサポートしています。

「私はグッドネーバーズの支援を受けて、スポンサーさんからたくさんの贈り物をもらいました。とてもうれしいし、勉強をもっとがんばろう、という励みになります。」（子どもスポンサーの支援を受けているプロニタより）
私たちは、定期的に支援を受けている子どもの家を訪問して家族とも良好な関係を築きながら、教育の大切さを伝えています。

私たちは都市部と農村部の両方で、資格を持った保健師による保健活動を行っています。またパンデミックの際は遠隔医療サービスを取り入れるなど、住民が医療を受けやすいよう、状況に応じて柔軟に対応しています。

私は2018年からグッドネーバーズに勤めており、ここで子どもの権利や教育のために働くことができることを嬉しく、誇りに思っています。日本のスポンサーの皆さまのおかげで、子どもたちは勉強できるようになり、夢を実現することができています。いつも本当にありがとうございます。

このコーナーでは、支援者の皆さまからのメッセージを募集しています。
以下のコメントフォームより、「子どもたちへのメッセージ」や「みんなの成長ノート」の感想、「ご支援を始めたきっかけ」をお寄せください。
forms.gle/sULCk63rX9pbdnJe7


	はじめまして。インターンの津島です。2年前から続くパンデミックは私たちの生活を大きく変えました。私は4月に大学3年生になったのですが、まさにコロナと共にスタートした大学生活で、思い描いていたような生活を送れず悔しい気持ちでいっぱいでした。しかし、バングラデシュのような発展途上の国ではその影響はもっと大きいのです。国境を越えて協力し合うことでこの状況を乗り越えていけたらなと思います。

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