人道危機に晒される
レバノンの人々への緊急支援
中東・レバノンにおいて2023年10月以降に始まったイスラエル軍とヒズボッラー等との間の攻撃の応酬は、2024年7月以降急激に激化し、レバノン南部や首都ベイルートの市街地を中心に地上侵攻や空爆による甚大な被害が発生しています。
11月27日にイスラエル政府とレバノン政府の間で停戦が合意されてからも、各地にて攻撃が続いており、本危機による死者は4,000人以上にのぼります。100万人以上が国内避難民(IDP)となっており、うち約79万人が一時避難所からの帰還を試みているものの、家屋が破壊されてしまった人々が多数おり、食品、家財道具や生活用品等の支援が急務です。特に大規模な攻撃の対象となった南レバノン県では全分野における支援ニーズが高く、またベッカー県などの山岳地帯では厳しい冬を乗り越えるための支援が必要です。
グッドネーバーズ・ジャパンは、危機発生直後から遠隔での調査や現地で活動する援助機関との調整を行い、人道支援を開始しました。レバノンの人々の命と生活を守るため、食料や日用品の支援、また越冬支援に取り組んでまいります。