2008.04.01 支援事例

インド、経済成長の影で採石場で働く人々

採石場での過酷な作業

インドのIT産業地で経済成長を導いてきたバンガロール。バンガロールの北西へ40キロの場所に5月に開設された新空港があります。その新空港へ向かう中心の道路を行くと左に巨大な大理石、石切り場が立ち並んでいます。
※インド南部カルナータカ州、バンガロール県、チクジャラ区(Chickjala)
これらの石切り場のすぐそばの荒野で、約5,000世帯、20,000人もの移住労働者が暮らしています。
彼らは朝早く6時半から11時まで石切り場で仕事をします。その後、熱い日差しを避けるため午後2時まで家でお昼をたべて休憩をします。午後2時以降また仕事を行い午後5時に終えます。
主に男性は大きな石を壊し、女性たちは石を細かく刻み、トラックで運びます。

毎日午後5時に採掘のためにダイナマイトを爆発させます。大きなダイナマイト音がこの時間にひびきわたり、1日中遊びまわる石切り場周辺の子ども達もこの時間だけは家にうずくまって隠れています。

故郷に帰る夢と現状

石切り場の小さな子ども達の半分は学校へ通うことができません。そして中学生になれば学校の代わりに親を助けに仕事に出る子ども達も多くいます。
石切り場の移住労働者はそこでお金を稼いで、1年に3、4回だけ節目や行事などのために帰郷します。故郷での作農の失敗による膨大な借金のために、稼いだお金で借金を返済しています。
早く借金を返済して、生活費を貯め、故郷に帰る夢は捨てていません。

ですが、その夢をかなえるには石切り場での環境はあまりにも劣悪です。一日中石切り場の石の粉やほこりで覆われた家と周辺環境は、働く人たちの健康にも影響を及ぼします。3、4年仕事をしてきた労働者たちは肺疾患を患う人がたくさんいます。また、子ども達も不衛生な環境と栄養不足によって様々な病気になってしまいます。

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