2008.12.01 支援事例

インド 鉱山地域に住むカンナンマお母さん

子どもたちを学校に行かせたい。

カンナンマお母さんは今、6人の子どもを一人で育てています。お父さんは、2年前に病気で亡くなりました。家族は13年前に仕事を求めて、故郷であるタミルナドゥ州サルレム地域から鉱山地域であるこの場所に移ってきました。

お母さんの願いは、娘のアムダちゃんと息子のスイバラジ君が勉強できるよう寮学校に行かせることです。しかしインドでは、地域ごとに異なった言語が使用されているため、アムダちゃん達も言葉の問題を抱えています。

現在暮らす鉱山地域では、彼らが話すタミルナドゥ語での授業は行われていません。この地域の学校では、カルナータカ州の公用語であるカンナダ語が使用されています。

こうした状況の中で、子ども達をタミルナドゥ州の学校に通わせることもできずにいます。

家族の住環境 家族の住環境

カンナンマ家族の子どもたち

長男シワ君は、故郷タミルナドゥ州の小学校2年生を終えて学業を中断しました。今は週2、3日石を運ぶ仕事をしています。シワ君には夢がありません。

アジット君も、タミルナドゥ州の小学校2年生を終えて学業を中断しました。鉱山地域へ移り住んできたため学校に通うことができず、一日中弟や妹の面倒を見ています。井戸で泳いだりして遊ぶ元気な男の子です。

アルル君は学校に通ったことがありません。アジット君のように夢や願いがないと言います。

スイバラジ君は、デイケアセンター(地域児童福祉センター)に通っています。デイケアセンターでタミル語の読み書きを学んでいます。学校に通ったことはありません。デイケアセンターと家との距離は、約300メートルあります。午後になるとデイケアセンターから帰ってきます。たまに、風邪や高熱に苦しんでいます。

アムダちゃんは、家族の一人娘です。スイバラジお兄さんのように学校に通ったことはありません。アムダちゃんは現在、デイケアセンターに通っています。デイケアセンターから帰ってくると弟の世話や家の周りで遊んでいます。
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