2014.08.20 支援事例

5歳から働かされてきたモシュミちゃんの今

子どもの心と体の成長を妨げ、無限の可能性を奪う児童労働。
貧困家庭の多くの大人が、子どもを学校に行かせずに働かせています。世界では、約9人に1人の子どもが児童労働に従事しているのが現状です。

1年前、バングラデシュのダッカの工場で出会ったモシュミちゃんも、一日中働いて暮らす子どもの1人でした。
グッドネーバーズの支援により、今は学校に通えるようになったモシュミちゃん。タバコの包装ではなく、勉強をすることができるようになった彼女の手紙を紹介します。

「学校に通うことが夢でした。」

「こんにちは。私はバングラデシュの首都、ダッカに住んでいる12歳のモシュミです。私は5歳から11歳になるまでタバコ工場で働いていました。私が働いていたタバコ工場は薄暗く、タバコの煙のせいで息をすることさえ大変でした。
その工場では、1日12時間以上働いて、もらえるのは200タカ(260円)ほどです。暗い工場の中でタバコを包装することや、重い袋を運ぶことも大変でしたが、なによりも苦しかったのは頭と胸の痛みでした。痛くて倒れた日もありました。
本当につらい時、私は自分が学校に通っている姿を想像して耐えていました。5歳から働いていた私にとって、学校に通う事は夢のようなことでした。 でもグッドネーバーズの支援を受けるようになり、私の人生に大きな変化が起きました。」

1年前は想像できなかった変化

「この1年間、多くのことが変わりました。グッドネーバーズの支援で、私は学校に通えるようになりました。薬を飲む事で、頭と胸の痛みも治まりました。友達と学校で勉強したり、休憩時間に一緒におしゃべりをしたりしています。
今でも、時々、毎朝制服を着て通学できることや私の手に鉛筆が握られていることが信じられなくなる時があります。
このように今は、1年前までは考えることさえできなかったような日々を過ごしています。昔は、「明日も働かなくちゃ」ということばかり考えていました。
しかし今は、勉強を頑張って、将来立派なお医者さんになってみんなの病気を治したいと思っています。
私に新しい人生をくださった方々にとても感謝しています。」

児童労働根絶に向けて

グッドネーバーズは、地域住民が職業教育や組合の設立・運営を通して、自らの力で貧困から抜け出すことができるように支援をしています。同時に、子どもや地域住民の児童労働への意識を変えるため、演劇や街頭での行進・演説などを行っています。
このような貧困を克服するための住民の努力の促進、児童労働反対の声を広げることが、児童労働根絶につながると信じ活動を続けていきます。

児童の権利について街頭演説している子ども
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