バングラデシュの子どもたちの為のプロジェクトをご支援ください。
バングラデシュは1947年、東パキスタンとして、インドから独立しましたが、1971年にはバングラデシュとして独立しました。 バングラデシュは、ガンジス川やブラフマプトラ川(バングラデシュではジャムナ川)など、世界有数の大きな河川の下流地域にあります。南東部のチッタゴン丘陸地帯を除けば国土の大部分が低地のため、雨期になると河川が氾濫し、深刻な洪水被害が発生しています。毎年国土の70%が浸水するほどの洪水被害と何度もやってくる台風により、多くの人命が奪われています。
バングラデシュの土地面積は14万4千平方キロメートル、北海道の約1.7倍の広さになります。この土地に、約1億5千万人(2007年)の人たちが住んでおり、この国の人口密度は世界第1位です。この地に住む90%近くの人々がイスラム教徒であるため、産児制限が禁じられており、家族計画を立てることが禁じられています。そのため、ますます人口が増加しており、この国を一層貧しくさせています。また、都市の人口集中率は非常に高く、首都ダッカの人口は、1千万人近くなっています。
グッドネーバーズが行っているバングラデシュのプロジェクトをご支援して下さる方を募集しています。皆さまから寄せられる一つひとつの支援が、プロジェクト地域の子どもの成長を助け、地域社会の発展を支援する大きな力となります。
◎ ガタイル小・中学校
ガタイル地域は、バングラデシュの北部に位置する同国の典型的な農村地域です。ガタイル地域にある 8つの村には、学校が1ケ所もなく、この地域の子どもたちは2〜6km以上を歩いて学校に行かなければならないか、あるいは学校に通うのをあきらめなければなりませんでした。この地域に住む75%以上の人々は、読み書きができません。
地域住民の積極的な要求により、グッドネーバーズ・バングラデシュは1998年、地元のリーダーから小さな小屋を提供してもらい、ガタイル小学校の運営をはじめました。グッドネーバーズは、その後、少しでも多くの子どもたちに教育を提供できるよう、トタン造りの小さな校舎を建てました。
そして2003年、トタン造りの校舎の隣に、人々が待ちにまった2階建ての校舎が建てられました。この2階建ての校舎は、建物の1階部分を韓国女優ピョン・ジョンス(グッドネーバーズ広報大使)氏から支援を受け、校舎の2階部分をカナダ国際開発局(CIDA)の援助により建てられました。


現在、ガタイル小・中学校では400人以上の子どもたちが教育を受けており、この地域のすべての子どもたちが学校に通えるようになりました。しかし、今もなお教室が足りておらず、先生と生徒たちが、外の廊下や校庭の隅で、授業をしている姿が目につきます。
グッドネーバーズは、子どもたちに学用品や奨学金などを支援し、定期的な医療サービスを通し、子どもたちが健康に成長できるよう支援しています。また、毎週金曜日は、お絵描きや合唱など様々なレジャー活動と文化体験を行う日です。グッドネーバーズは、子どもたちが多様な経験を育むことができるよう支援しています。


◎ コミュニティ開発、健康・医療・公衆衛生事業
グッドネーバーズ・ヘルスケアセンター(診療施設)
ガタイル・小中学校の校内には、子ども達の為の保健室がありました。保健室は2007年、地域住民の強い要望により、全ての地域住民のための診療施設となりました。医師と看護師が週1度、地域住民と子どもたちに対して、診療を行っています。ここでは、わずかな診療料と無料の薬で医療サービスを提供しています。
グッドネーバーズは、医療サービス、教育の提供を通して、地域環境を整えることにより、都市及び農村地域に住む貧しい人々の生活環境の向上に努めています。
不衛生な水が原因で起こる病気を予防するため、人々に安全な水を供給すると共にトイレやシャワー施設の建設をすすめ、地下水開発事業を行っています。
◎ カビル13歳、待ち望んでいた家のトイレ
グッドネーバーズ・ガタイル中学校に通う13歳のカビルには、5人のお兄さんと3人のお姉さんがいます。カビルのお父さんは、カビルが1歳の時に病気で亡くなりました。カビルのお母さんは、お父さんが亡くなった後、村の食堂で働きながら家族を養ってきました。カビルもときどき、お母さんが働く食堂で、お母さんのお手伝いをしています。
カビルの家には、トイレがありませんでした。グッドネーバーズは2007年11月、カビル家族のトイレを自宅の隣に建てました。カビルは、自分の家族のトイレが建てられている作業を真剣な眼差しで、ずっと見ていました。トイレ完成後、カビルの顔は喜びで満ち溢れていました。お母さんは完成したトイレを見て、涙をながしていました。




ガタイル小・中学校の目的は、しっかりとした教育プログラムの提供を通して、地域の人材を育てることです。また、住民自身の「自分たちにも出来る」という自信と意欲の向上が、地域を活性化させます。地域住民の自立を目指し、地域住民や子どもに対し、自信を育てる活動を行っています。ガタイル小・中学校の教師は皆、「教育の機会をただ提供するのではなく、授業の質を常に高めることが、とても大事」と考え、教師自身の知識及び教育技術の向上の努力をかかしません。また、ガタイル小・中学校では、英語教育にとても力を入れています。全ての教師たちは週1度、英語だけでのミーティングを行います。
ガタイル小・中学校の評判は、ガタイル地域以外の人々の間でも広まり、遠く離れた他の地域住民たちから、「ぜひうちの子にも教育を受けられる機会を下さい」、「ぜひ私たちの地域の子どもたちも通わせてほしい」という声が後を絶ちません。遠く遠く離れた地域から、毎日、子どもたちをガタイルまで通わせることはできません。また、今でもガタイル小・中学校では、教室が足りていないのです。遠く離れた地域の子どもたちにもガタイル小・中学校で、教室と子どもたちのための寮施設が提供できるよう願ってやみません。

マイヌディン・マニュルプロジェクトマネージャー