グッドネーバーズ・ジャパン（GNJP）の
活動をご支援いただきありがとうございます。

7月7日、愛媛県宇和島市吉田町。目が不自由な高齢の母親と暮らすAさんは、家の周りの水位が上がってきたので、外に停めていた車を動かそうと家族と相談していました。ズボンが濡れるので、ゴミ袋を巻いて外に出ようかと悩んでいたら、数分後に土砂崩れが起き、Aさんの車は土砂で流されました。
「車に乗り込んでいたら、間違いなく死んでいた。」
母親と子どもも、みかん畑の中を這うようにして、隣の家に逃げ込みました。

過去の豪雨災害と比べても極めて大きな被害を広範囲にもたらした平成30年7月豪雨。グッドネーバーズ・ジャパンは、広島県広島市、岡山県倉敷市、愛媛県宇和島市において、災害ボランティアセンターの運営支援を行っています。
ボランティアセンターでは、主に被災した方から家屋等の土砂撤去や清掃・片付けの依頼を受ける一方、戸別に訪問して「困っていることはないか」聞きながら、高齢者のみで暮らす住居のニーズを優先するなどしてボランティアを派遣しています。また倉敷市ではボランティアの活動拠点となる宿泊所も運営しています。

被災者の方が一日も早く
日常を取り戻すことができるように。
緊急支援募金にご協力ください。
【平成30年7月豪雨】西日本豪雨の緊急支援

「受験生なのに、避難所では集中できないし、夜遅くまで電気をつけて勉強できない」
「避難所や学校で開放されている自習室は日中しか使えない。夜も勉強しないと学習時間が足りないのに」
受験や試験を控えた学生にとって、夜間の学習時間の確保は彼らの進路や将来に関わる重要な問題です。グッドネーバーズ・ジャパンが活動している倉敷市の災害ボランティアセンターや子どもの支援組織等による全体会議でも、被災した子どもの学習スペース、特に夜間勉強できる場所がない、という訴えを何度も耳にしました。しかし、私達が周辺の学校に行った聞き取り調査によると、避難所にいる子どもたちに開放している自習室はあるものの、夏休み期間中のみだったり、夕方で閉まってしまうなど、夜に学習できる環境を提供しているところはありませんでした。

そこでグッドネーバーズ・ジャパンは9月より避難者の多い真備町で、中高生を対象とする自習スペースの運営を始めました。自習スペースは夜11時まで利用可能で、子どもたちの送迎も当団体のスタッフが行います。子どもたちが勉強に集中でき、保護者も安心して子どもの帰りを待てる、居心地の良い場所を提供していきたいと思います。

こちらの自習スペースも、皆様のご寄付により運営されています。上のボタンから西日本豪雨緊急支援事業へのご寄付をお願いいたします。