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ネパール現地ボランティアから

演劇で街をきれいに…

ボランティア ユン・ハナ

うららかな金曜日の朝。
朝早くから地域の学校の衛生教育キャンペーン準備のため忙しい。
今回のキャンペーンのテーマは、ごみの事。ごみ箱にごみを捨てる事、清潔な環境を作る事が、どれほど重要なのかを伝える事だ。

何日か前から子ども達が毎日事業所に来て、発表練習をしたり、垂れ幕やポスターも準備した。私も一緒にポスター作りを手伝ったり、子どもたちの練習をこっそり見たりしたものだ。いよいよ、明日が本番。スタッフも子ども達も緊張感と期待でドキドキだった。

最初のイベントは、会場である学校まで行進。4~5歳の幼児から8~9年生まで、手にメッセージボードやバナーを持って列に合わせて行進する。学校までは山道を一時間も登らなければならないのに、果たして、小さな子ども達が登れるのかと思った心配もつかの間、汗を流しつつも皆得意気に行進していて、どうやら山道が辛いと思っていたのは私だけだったようだ。

みんなで行進

ついに到着した学校。小さな運動場にぽつんと小さな校舎と水飲み場があるだけだが、美しい景色が広がっていた。

「暑い~」。歩いてきた子どもたちが水飲み場へ集まる。何人かのご両親はすでに学校に到着して日陰を探して座り、行事が始まるのを待っていた。しばしの休息の後、本格的な行事が始まった。

この猛暑の中テントもなく、みんな顔がほてり始めていた。小さな子だけでも直射日光を遮ろうと、スタッフが傘を一つずつ広げて持って、日陰を作ってあげた。だんだん腕が痛くなってきたが、その小さな陰の中へ頭だけでも入れようとくっついて座る子ども達を見ると、やめるわけにもいかず、必死で傘を支えた。

日陰を作るための傘

今日のハイライトは、高学年の生徒達が準備した演劇。ごみ管理など、衛生がテーマの話だ。服も小物もスタッフとと子ども達が準備して、脚本を作り、セリフを覚え、いよいよ発表。子どもたちが、お母さん役、お父さん役、先生役に扮して演技をしている。参加したご両親と地域の人々はみんな口元に笑いを含めて見守り、小さい子たちもお兄さん、お姉さんたちの演技を熱心に見ていた。

演劇の後、ポスターと石鹸を配り、短い衛生教育の授業とともに今日の行事が終わった。最後はスタッフと子ども達でおやつを食べて、おしゃべりタイム!とにかく暑かった…けど、皆とてもがんばりました!

このキャンペーン一回で、今までの人々の衛生観念が、すぐ改善されるだろうとは思わない。道にはゴミ箱などなく、誰でも、どこでも、ポイポイ捨てる。それが腐って悪臭を発する町並み。
だが、こういう小さい動きが集まって、いつかきれいなネパールを作れないだろうか、これ以上不衛生な環境による疾病がないネパールを作れないだろうかという小さい期待を持ってもいいだろうか?

下り道、相変わらず太陽が照りつけ、汗がどんどんでる。それでも何故か足取りが軽い。

現地スタッフの声

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